そそ、クラッチちゅーのは動力と駆動を断続させる装置。
主に必要なのは発進と停止、そしてシフトチェンジ
そして意外と知られていないのが回転差によるトルクの増大(半クラってやつやね
ほで、これはエンジン付きの乗り物には不可欠
まずエンジンにはアイドリングというものがあり、停車中もエンジンが回っている
そして回転数を上げないと力が発揮しない
んでもってその回転数には上限がある
つーっこって変速機が必要でクラッチも必要になる
形は違えどオートマ車やスクーターなんかもクラッチ機能はあるんよね
でだ。
電動のサーロンちゃんをちょっとおさらい
まず停車中はモーター停止状態
電動のトルク特性は低回転高負荷時にモリモリパワーを発揮
って事は出足がパワーもりんもりん
(ここはパワーが出過ぎてギクシャクしないようにコントローラーで制御
で、変速無しで0〜80km/hまで加速出来る
もうこの時点で変速機とクラッチはいらない感じ
でだ、あとクラッチ使いたい時って瞬発力によるフロントアップと極低速で走る時
これってオフロードやってると使いたいよね
まずフロントアップ
これは前回お話ししたピボット同軸のアンチ・アンチスクワット効果
これが大きな役割をしスロットルワークとボディアクションですいっとフロントが上がるから問題なーし。
そんでもって極低速
ここは電動の得意分野
エンジンのアイドリングというものがないので
低ーい回転数ででろでろでろーっと走れる
しかも右手の操作だけ
って事で、簡単操作でアグレッシブに遊べるサーロンちゃん
このお陰で更なるツッコンだ遊びが出来ちゃうのよねい😊
して、余談
YAMAHAのトライアルライダーの黒山選手
電動トライアルマシンですよね
ここで面白いのが、クラッチ付き
そりゃーゼロ発進から物凄いステアを登ったりするから回転数上げてクラッチぱーっんて繋いでってのもあるけど
なんとトライアル特有のバランスを取るためのジャイロ効果
擬似アイドリングがあるんですねー
停止中もモーターを回転させフライホイールを回しておく
なるほどなるほど!
ほんっとバイクって物理の塊ですねっ
だから面白い!