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電動オフロードバイクSURRONのあれこれ紹介いたします

【番外編】グリップのお話

ハンドルグリップ

そう、握るところ。

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これな。

レースで使うSURRON Ultra Bee に早速装着の図

 

ゴムで出来ていて、お値段も¥3,000前後と比較的安価なパーツ

なもんで色んなメーカーが作り種類も数え切れないほどぅ

 

しかーし!

 

このいーっぱいあるグリップの中からこれだ!!

ってのがあまりない。

 

そもそもグリップってのは人の手が触れて握るところ

人の手はとっても繊細でわがまま

好き嫌いをハッキリ言って来る。

 

そして一旦好きになるとずっと好きが続くのよね

 

さて、グリップが合わないとどうなるか

手のひらに豆ができたり、腕上がりを起こしたりとオフロード走行だとその症状が顕著に現れーる

マメが破けてるのにレースはまだ終わらない…

スタンディングしたいのに腕が上がって出来ない…

つらいよね〜

 

これ、グリップ選びも解消の選択肢なんすよね

 

マメ対策には柔らかさを求め

腕上がり対策には細さを求める

 

ん?

柔らかさを求めると太くなり、細さを求めると柔らかさを失う。

で、これを解消するのがゴム(素材)の柔らかさ

 

グローブのサイズで言うとMサイズが少し大きく感じるアタシの手

 

まず、あっしが理想とするグリップの基本形態は

細めであって柔らかいゴム質、これな。

 

しかし、それだけでは無いんよ

 

表面の形状と粘り気、濡れた時の対滑り性

こーゆー事も必要になてくる

更に言うと、タイヤのようにゴム製品なんで一回使って皮剥きなんて感じになり、本来の性格を発揮してくる

モノによっては、使っていく過程でツルツルで硬くなるものと、よりペタペタで柔らかくなるものがある

 

当然よりペタペタで柔らかくなる性質なグリップが好ますい

 

と、理想を語るとキリがないんだが!

ちなみにグリップボンドとワイヤリング位置にもこだわりがあるが、マジで話が長くなるからそれはまたいつかw

 

つーとだ。

世の中大量にグリップのラインナップがあっても、ドンピシャな好みってものがなかなかない。

 

ちなみに、グリップが合わないバイクは乗ってもテンションは上がらないし、上手く走れなくなったりもする。(ほんでめちゃ疲れる

 

グリップの太さが変わるだけで、ブレーキングの感覚やクラッチワークが変わったりもする

 

だから、グリップ選びってほんっと大切。

 

でだよ。

 

良いのがあったのよ(過去形)

もう長年使っていたグリップ、理想の太さにムニっシトっペターみたいなヤツ。

 

そう。

 

ムニっシトっペター

 

コレがキモ

 

このグリップ理論が、ウチのお客さんにも伝わり

ほとんどのお客さんがリピーターになり、中には入荷するとごそっと買って行く方も。

レースサポートをしている、トップカテゴリーのライダーもやみつきになり、他のグリップは使えない!ってなる位。

 

海外の問屋さんから仕入れ、通算何百個売ったかって位良い商品だった(過去形)

 

でもね、問屋さん扱わなくなちゃたのよね😭

 

通販では買える所もあるけどプレ値って感じでめっちゃ高い

 

となると、次の候補を考える。

 

ありとあらゆるグリップをニギニギし、実際に取り付けテストした。

物によっては、付けて瞬殺で捨てたものもチラホラ。

 

で、グリップ難民になっている時に吉報が!

 

イタリアの憧れマシンTM Racingを取り扱いのうえさか貿易さんから“Circuit“ブランドのグリップをいくつか送るんで使ってみて下さいとありがたいお申し出がっ!

あざますあざます

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送って頂いたのは4種類。

それぞれ表情違う感じ

 

その中でオフロード走行で選んだのはこれ!

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CIRCUIT V

先述した理想のパターンを見事に満たしてる!

スリムでムニっシトっペター

 

テストは雨の中のレース

濡れたグローブでもしっかりとペターの感じがあり少ない握力で操作出来るから、マメも腕上がりもなし!

これよこれ!

そして、一回使用後の表面

泥んこレース後のマシンをしっかり洗い、乾かした後グリップを握ってみる。

うお!ムニっシトっペターが増してる! 

 

はい、決まり。

これ使い続けます。

 

お客さんもグリップ難民続出してるから、コレを進めよう!

 

で、他の3本はどうなのよって?

個人的にはオフロード(クロスカントリー)は、CIRCUIT Vで決め打ちなんだけど、他のは別シチュエーションで使いたいと感じたのよね

 

まずはこれ

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CIRCUIT IV

かなり細めで少し硬めのグリップ

コレはオンロードサーキットで使いたい!

オンロードサーキットを走ると繊細なブレーキングをしつつもシフトダウンでブリッピングしたり、その後ブレーキを残しつつもスロットルをオープンさせたりと感覚的微作業が多いよね

また、リッターバイクになるとコーナーの立ち上がりに絞る様にスロットルを開けたり、右コーナーなんかは手首ではなく手のひらの中でグリップを握り潰し回す、なんて事もしてみたりするよね

コンマ何秒を楽しむオンロードサーキット走行にめっちゃ向いてると思う。

一瞬の繊細なコントロールが必要なトライアルも合いそうね。

 

続いてこれ

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JUPITER 

これも細身系でCIRCUIT IVより少しソフトな感じ

コレはオフロードスプリント系に使いたいグリップ

モトクロスなどハンドルをしっかりと握るシチュエーションの多い競技にいいねっ

スプリントでオンオフ走るモタードにもいいかも!

細め系のグリップはクラッチ操作が直感的に扱える様になるから狙ったラインにトレースしやすそうね

ドライコンディションではグローブとの相性は良く、かなりコントローラブルだと思う反面マディはちょっと苦手そう。

 

ほんでこれ

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グリップボンド、ワイヤリング不要のロックオングリップKIRA

ロックオングリップなので、ゴムは比較的薄くダイレクト感のある握り心地

ムニっと感があまりないのでロックオン系はあまり使わないあっしですが、表面ゴムが丈夫な感じなので通勤など毎日乗る車両などに良いかもですねー

 

と、ざっくりですがグリップのおはなちでちた

 

何はともあれグリップ難民から脱出出来て良かった良かった😊